院長 飯野 好明
はじめまして、川越レディースクリニックの院長、飯野でございます。
私は産婦人科専門医および生殖医療専門医として、約30年間、多くの患者さまとお会いしてまいりました。
産婦人科医としてのキャリアをスタートした当初、先輩医師から「産婦人科医は女性の一生を診るものだ」と教えられ、幅広い知識を身につけるよう指導を受けました。
しかし、医療の進化と専門化が進む中で、産婦人科医もそれぞれの専門分野に分かれ、癌専門医、産科専門医、私のように生殖内分泌を専門とする医師など、それぞれが異なる領域で仕事をしています。
その中で、専門性を深めることは医療の質を向上させ、現在の日本の高い医療レベルが支えられていると感じています。私もその一員として、日々診療にあたってきました。
ただし、例えばホルモン異常で不妊に悩んでいた方が治療を受けて妊娠し、無事にお子さまを出産した場合、それで治療が終わりでしょうか?
月経不順や不正出血は閉経まで続くかもしれませんし、閉経後には更年期症状に悩まされることもあります。独身の若い女性に卵巣腫瘍が見つかり、癌と診断された場合、将来の結婚や妊娠をあきらめなければならないのでしょうか?
このように、患者様それぞれの人生を見据えた治療計画が、専門性の追求の中で置き去りにされているのではないかと感じることもあります。
私は、これからの医療のあり方として、もっと長期的な視点で患者様と向き合い、その時々に必要な治療を一緒に考える医療を実践していきたいと考えています。これが私が川越レディースクリニックを開院した理由です。
当クリニックは、小さなクリニックではありますが、それぞれの分野に優れたスタッフを揃え、対面診療に加えてオンライン診療も取り入れ、忙しい患者様にもご利用いただきやすいシステムを整えています。
今後も患者様の声を大切にし、より良い医療とクリニックを目指していきます。どうか川越レディースクリニックをよろしくお願い申し上げます。
資格
- 日本産科婦人科学会専門医
- 日本生殖医学会生殖医療専門医
- 医学博士(乙第492号)
- 日本産科婦人科学会指導医
経歴
- 1985/4
- 大分大学医学部 産婦人科 入局
- 1988/10
- 埼玉医科大学総合医療センター 産婦人科 助手
- 1994/1
- 帝京大学医学部 産婦人科 助手
- 1997/10
- 帝京大学医学部 産婦人科 講師
- 1998/10
- 医療法人社団愛友会 上尾中央総合病院 産婦人科 部長
- 2002/6
- 医療法人社団正裕会 井上レディースクリニック 副院長
- 2007/11
- 医療法人ヘブロン会 大宮中央総合病院 産婦人科 部長
- 2018/6
- 葵鐘会フラワーベルクリニック(生殖医療センター)院長
- 2019/3
- 公立阿伎留医療センター産婦人科科長(産科部長)
メディア出演実績
妊活スタートBOOK
2024
妊活サポートBOOK
2024