各種検査

当クリニックでは、以下の各種検査を行っております。
すべて当日中に実施可能で、予約なしでも対応しております。直接ご来院いただいても検査を受けていただけます。

AMH検査

AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、卵巣内に残っている卵子の数(卵巣予備能)を反映するホルモンです。
血液検査でAMHの値を調べることで、将来的な妊娠の可能性や適切な治療法の選択に役立てることができます。
加齢とともにAMH値は低下するため、妊娠をお考えの方には早めの検査をおすすめします。

料金 初回2,500円

※2回目以降8,000円

子宮がん検診

子宮がん検診は、子宮頸がんや子宮体がんの早期発見を目的とした検査です。

子宮頸がん検査では、子宮頸部の細胞を採取し、異常の有無を確認します。
また、子宮体がん検査では、子宮内膜の細胞を採取して検査を行います。

検診時には内診も行いますが、内診だけでは小さな腫瘍や卵巣の異常は発見できない場合があります。
当クリニックでは、検診の際に無料で超音波検査も実施し、その結果をカルテに記録しています。

これにより、発見された小さな子宮筋腫や良性の卵巣腫瘍についても、定期的なフォローが可能です。
当クリニックの子宮がん検診を、ぜひご活用ください。

市の検診をご希望の場合は、お住まいの地区の問診票をお持ちください。

ブライダルチェック

妊娠前の”体の準備”として、自分の体の状態を一度確認しておきたいという方に向けた健康チェックです。
婦人科検査の基本項目がまとめて受けられるため、将来の妊活・妊娠に備える第一歩としておすすめしています。

※保険適用外となります。

女性ホルモン検査

女性ホルモン検査は、生理不順や更年期症状、不妊症などの原因を調べるために行われる血液検査です。
エストロゲン(卵胞ホルモン)、プロゲステロン(黄体ホルモン)、FSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)などのホルモン値を測定します。

膣内フローラ検査

腟内フローラ検査は、腟内に生息する細菌のバランスを調べ、妊娠や出産、腟トラブルに関わるリスクを把握するための検査です。

健康な腟内は主に乳酸菌(ラクトバチルス属)が優位で弱酸性に保たれていますが、このバランスが崩れると細菌性腟症や妊娠経過への影響が生じることがあります。

当クリニックでは、腟スワブ検体から12種類の菌構成を分析できる検査を導入し、結果をわかりやすくご説明します。

子宮内フローラ検査

子宮内フローラ検査は、子宮内(子宮内膜の表面)に存在する細菌のバランスを調べる検査です。
膣内フローラ検査が「腟内環境の健康状態」を確認するのに対し、子宮内フローラ検査は「着床や妊娠のしやすさ」に関係する子宮内環境を評価します。

善玉菌(ラクトバチルス菌)の割合を確認し、慢性子宮内膜炎や着床不全のリスクを把握します。
結果に応じて、乳酸菌製剤の投与や抗菌薬治療など、子宮内環境の改善を目的とした治療を行うことがあります。

料金 27,000円

妊娠判定(尿検査)

妊娠すると体内で分泌される「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンを、尿中から検出する検査です。
生理予定日を過ぎても月経がこない場合や、妊娠の可能性がある場合に行います。
市販の妊娠検査薬と原理は同じですが、医療機関では判定結果を医師が確認し、必要に応じて超音波検査なども組み合わせて診断します。

料金 2,500円

クアトロテスト

妊娠15〜17週頃に行う血液検査で、母体血中の4つの成分を測定し、胎児に染色体異常(ダウン症候群・18トリソミーなど)や神経管奇形の可能性があるかを確率的に評価するスクリーニング検査です。

NIPT(新型出生前診断)との違いとして、ダウン症候群の検出精度はクアトロテストが約80%であるのに対し、NIPTでは99%以上とされています。
ただし、どちらの検査も確定診断ではないため、診断には羊水検査が必要です。

また、NIPTではわからない神経管奇形をクアトロテストでは検出できるという特徴があります。

費用面でもクアトロテストの方が安価であり、ダウン症候群の既往がある方はNIPTをおすすめしますが、既往がなく、胎児の染色体異常や奇形の有無について広く心配されている方には、クアトロテストが適している場合もあります。

料金 25,000円

風疹抗体検査

風疹(ふうしん)は、「三日はしか」とも呼ばれるウイルス性の感染症です。
多くの場合は軽い発熱や赤い発しん、リンパ節の腫れといった軽症で済みますが、妊娠中の女性が感染すると胎児に重大な影響を及ぼすことがあります。

特に妊娠初期の感染は、赤ちゃんに先天性風疹症候群(CRS)を引き起こすリスクがあり、事前の抗体検査と予防接種が非常に重要です。

性病検査(性感染症検査)

性病検査(性感染症検査)は、クラミジアや淋菌、梅毒、HIVなどの感染の有無を調べるための検査です。
自覚症状がないまま感染していることも少なくなく、気づかないうちにパートナーへ感染を広げてしまう可能性もあります。

検査対象 主な方法
クラミジア・淋菌 尿検査、膣分泌物検査、のど(咽頭)で行う検査
梅毒 血液検査
HIV(エイズ) 血液検査
性器ヘルペス 視診、分泌物検査
トリコモナス 膣分泌物検査、尿検査

抗精子抗体検査

抗精子抗体とは、精子に対して免疫反応を起こしてしまう抗体のことです。
この抗体が体内に存在すると、精子の運動を妨げたり、受精を阻害したりすることがあります。
抗精子抗体検査では、女性の血液や男性の精液中にこの抗体が含まれていないかを調べ、不妊の原因のひとつを明らかにします。

料金 10,000円

精子DFI検査(DNA断片化指数)

精子DFI(DNA断片化指数)検査は、精子のDNAにどの程度損傷があるかを調べる検査です。
精子の「数」や「運動率」だけでは分からない、質的な異常を把握することができ、不妊原因の解明や治療方針の決定に役立ちます。

料金 15,000円

ORP検査(酸化還元電位)

ORP(酸化還元電位)検査は、精液中の酸化ストレスの状態を測定する検査です。
過剰な酸化ストレスは精子の機能低下につながるため、そのバランスを把握することで精子機能に影響する要因を明らかにします。

料金 5,000円

精液検査

男性側の妊孕性(妊娠するための力)を調べるために行う基本的な検査です。
射出された精液の量、精子の数、運動率、形態などを評価します。異常がある場合、受精が難しくなることがありますので、早期の確認が大切です。
当クリニックでは、WHOの基準に基づいた精密な分析を行っています。

料金 5,000円