
AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、卵巣内に残っている卵子の数(卵巣予備能)を反映するホルモンです。
血液検査でAMHの値を調べることで、将来的な妊娠の可能性や治療を進めるうえでの判断材料として役立ちます。
加齢とともにAMH値は低下するため、妊娠をお考えの方や婦人科検診として知っておきたい方にもおすすめの検査です。
AMH検査でわかること
AMH検査では、卵巣がどれくらい働いているか、今後どのように治療計画を立てていくかの参考となる情報を得ることができます。
ただし、AMH値だけで妊娠のしやすさや排卵の有無を判断することはできないため、他の検査と組み合わせて総合的に確認します。
卵巣予備能(卵子の残り具合)の目安
AMH値が高いほど卵巣に残っている卵子の数が多く、低いほど少ない傾向があります。
将来の妊娠計画を立てるうえでの大切な指標のひとつになります。
| 年齢 | AMH(ng/ml) |
|---|---|
| 27歳 | 4.69 |
| 28歳 | 4.27 |
| 29歳 | 4.14 |
| 30歳 | 4.02 |
| 31歳 | 3.85 |
| 32歳 | 3.54 |
| 33歳 | 3.32 |
| 34歳 | 3.14 |
| 35歳 | 2.62 |
| 36歳 | 2.50 |
| 37歳 | 2.27 |
| 38歳 | 1.90 |
| 39歳 | 1.80 |
| 40歳 | 1.47 |
| 41歳 | 1.30 |
| 42歳 | 1.00 |
| 43歳 | 0.72 |
| 44歳 | 0.66 |
| 45歳 | 0.41 |
| 46歳 | 0.30 |
※JISART(日本生殖補助医療標準化機関)より
治療方針の検討に役立つ情報
不妊治療を検討する際、AMH値によって治療の進め方やスピードを考える際の判断材料のひとつになります。
早めに治療を始めるべきか、経過を見ながら進めていくかを考える参考になります。
AMH値が低いということは、卵巣内に残っている卵子の数が少ないため、早めに治療を行うといった選択がとれます。
また、AMH値が高い場合は、排卵できていない可能性があり、極めて高い場合にはPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の可能性もあります。
将来的な妊娠計画の参考
今すぐ妊娠を希望していなくても、将来的なライフプランの検討に役立ちます。
特に30代後半以降はAMHの低下が進みやすいため、早めに把握しておくことで安心につながります。
AMH検査でわからないこと
AMH値は「卵子の質」や「妊娠率」そのものを示すものではありません。
排卵しているかどうか、受精の可否、子宮の状態などは別の検査で確認が必要です。
AMH検査の方法と流れ
AMH検査は採血のみで行えるシンプルな検査です。
月経周期に左右されないため、思い立ったタイミングで受けていただけます。
結果が出るまでには数日ほどかかり、その後の治療方針や注意点について医師から丁寧に説明いたします。
- 問診
- 採血
- 結果説明
問診
月経周期、これまでの妊娠歴、気になる症状やお悩みなどについてお伺いします。
必要に応じて他の検査を併用する場合もあります。
採血
AMH検査は採血で行います。
月経中でも検査可能で、服薬の影響もほとんどありません。
結果説明
結果をもとに卵巣予備能の状態を説明し、必要な方には治療の進め方や今後の見通しについてお話しします。
検査を受けるタイミング
AMHは月経周期の影響を受けにくいため、いつでも受けられます。
妊活を始める前や、不妊治療の方向性を検討するタイミングで受ける方が多いです。
注意点
ピルの内服中の方はAMH値が高めに出る傾向があります。
また、結果は“今”の状態を示すものであり、将来の妊娠を保証するものではありません。
AMH検査の料金
検査にかかる費用は以下の通りです。
初めての方でも受けやすい価格に設定しています。
| 料金 | 初回2,500円 |
|---|
※2回目以降8,000円
よくある質問
AMH検査についてよくいただくご質問をまとめました。
AMHが高ければ妊娠しやすいですか?
AMHが高い=妊娠しやすい、というわけではありません。
高い方は卵巣予備能が保たれている傾向がありますが、妊娠率は年齢や卵子の質など他の要因でも左右されます。
AMHが低いと自然妊娠は難しいですか?
AMHが低い場合でも妊娠される方は多くいらっしゃいます。
ただし治療方針を考える際の重要な手掛かりとなるため、できるだけ早めに相談をおすすめします。
何歳くらいで検査を受けた方が良いですか?
特に決まりはありませんが、妊娠を考え始めた20代後半〜30代以降の方に多く受けられています。
将来の選択肢を広げるためにも、早めの把握が安心につながります。
繰り返し検査した方が良いですか?
半年〜1年ごとに再検査を希望される方もいますが、必ずしも頻回に受ける必要はありません。
治療の状況や年齢に応じて、医師が適切なタイミングをご提案します。
お気軽にご相談ください
AMH検査は、ご自身の体の状態を知り、これからの妊娠計画や治療方針を考えるうえで大切な手がかりになります。
「まだ妊活は先だけど、将来のために一度調べておきたい」
「値が低かったらどうしよう」
など、不安を感じる方も少なくありません。
当クリニックには、不妊カウンセラーが常駐しており、検査の受け方から結果の受け止め方、今後の選択肢についても丁寧にサポートしています。
医師とも連携しながら、お一人おひとりのご希望やライフプランに寄り添ってご相談をお受けしています。
妊活中の方はもちろん、将来の妊娠に備えたい方も、どうぞお気軽にご相談ください。
不安な気持ちや迷いが少しでも軽くなるよう、お手伝いさせていただきます。
